フローリング工法は、管渠内で組立てた鋼製リングに高密度ポリエチレン製の嵌合(かんごう)部材と表面部材とを組付け、既設管と表面部材との間に高流動・高強度モルタルを注入することで中・大口径管渠を更新する工法です。
鋼製リング組立
表面部材組付け
モルタル注入
完成
フローリング工法の特長
- オーダーメイドの強度設計
- 既設管の劣化状況に応じて更生管の強度設計ができます。
- 曲がり配管にも容易に施工
- 従来の工法では不可能とされていた45度曲がりを始め、連続曲がり管などにも容易に施工ができます。
- あらゆる断面形状に対応
- 円形、矩形、馬蹄形などあらゆる断面形状に対応できます。しかも特別な装置を必要としません。
- 円形施工も可能
- 管の頂部、側部のみを補強し、管底高さを上げない施工もできます。
- 勾配調整も可能
- 鋼製リングに専用部材を取り付けることで、正確な勾配調整が可能です。
- 流下性能の向上
- 更生管は既設管と同等以上の性能を有します。粗度系数が0.01以下であることが確認されました。
- 優れた耐久性
- 表面部材は高密度ポリエチレンを使用していますので、優れた耐薬品性、耐磨耗性を有します。また、高圧洗浄も問題ありません。
- 施工後の下水道管について
- ホースライニング施工後の下水道管には、強じんな保形管路が形成されます。強く、そして新しくよみがえった下水道管路は、浸入水などの外部からの影響を完全に遮断し、管内容物の流出もなく、環境問題を未然に防ぎます。